根管治療とは？

根管治療は、歯の根の内部にある感染した神経や細菌、古い詰め物を取り除く歯科治療です。このページでは、当院で行う根管治療の方法や、診断から治療の流れについてくわしくご紹介します。

根管治療は、虫歯や他の口腔問題によりダメージを受けた歯の神経を救うための精密な歯科手術です。この治療の目的は、感染した歯髄（神経）や細菌、過去の充填材を取り除き、さらなる損傷や抜歯を防ぐことにあります。

当院が考える根管治療の目的

根管治療の目的は、患者様が
引き続きその歯で快適に
噛めるようにすること

根管治療においては、歯の根の数や形、感染状態を詳細に診断します。
特に、どの根管が感染しているか、または感染していないかを正確に判断し、治療が歯の健康にどのように影響するかをしっかりと見極めます。
再治療や再根管治療の場合には、治療が歯に与える影響や歯の寿命への影響を慎重に評価します。

治療のゴール

根管治療の主な目標は、歯をただ残すだけでなく、快適に噛める状態を実現することです。これにより、患者様の健康寿命が延長され、生活の質が向上します。

経験に基づき丁寧に！根管治療の流れ

step01

根管治療には欠かせない詳細な診断

歯の根の数や形、感染状態を正確に確認し、治療の可否を判断します。
診断はレントゲンを使用して行われ、根の形状と問題点を特定します。
患者様に合わせた治療計画が立てられご説明させていただきます。

歯髄の保存ができないか模索

歯髄を残す方法を探ります。これは歯の健康を今後も維持するために重要なのです。

step02

抜髄処置

歯髄を残すことができない場合には、神経を取り除く処置をおこないます。
特殊なファイルを使用して感染した神経を取り除き、歯の中の細菌を減らします。

step03

洗浄と消毒

根管を薬剤で洗浄し、消毒薬で仮封します。根管内を薬剤で洗浄し、消毒薬を詰めて仮封します。この仮封セメントは適切な厚みと材料を選びます。この処置は、慎重な処置が必要となるため、患者様には2～3回程度通院していただき、念入りに根の中の細菌をできるだけ減らしてキレイにしていきます。

step04

根管充填

殺菌が完了したら、根管に樹脂状の詰め物やMTAセメントで根管を充填し歯を強化します。

step05

土台と被せ物の設置

丈夫な封鎖ができた後に最終的な土台と被せ物を施し、歯の機能を回復させます。
被せ物は細菌の侵入を防ぐために精度の高いものが作られます。

患者様に快適な生活をお過ごしいただくための
当院の根管治療のこだわり

当院では、最新の医療機器と技術を駆使して、根管治療を行います。高倍率マイクロスコープ、CT撮影、ニッケルチタンファイルなどを使用し、治療の成功率を高めます。感染根管治療の成功率は60～70％未満とされていますが、当院では患者様の健康と快適な生活のために「しっかり噛めること」に重点をおいて、健康な口腔環境を維持することに努めています。根管治療でお悩みの方は、ぜひ一度、羽田歯科医院までご相談ください。